仕事はRPGみたいなもの
会社で働いていると、「チームワークが大切」とよく言われます。けれど、いいチームってどんなものでしょう。
私はRPG(ロールプレイングゲーム)を思い浮かべます。ゲームでは冒険に出るとき、必ず“パーティ”を組みます。
そこには、勇者を中心に、戦士や魔法使い、回復役など、さまざまな個性を持った仲間がいます。
勇者ひとりだけでは、ボスを倒すことはできません。戦士の力強い攻撃があり、魔法使いの知恵があり、
回復役の支えがあってこそ、パーティは前に進めます。
会社のチームも同じです。リーダー(=勇者)だけががんばっても、周りの仲間が力を発揮しなければ成果は出ません。
逆に勇者が仲間を信じ、役割を託すことで、チームは何倍もの力を発揮します。

それぞれのメンバーには長所と短所があります。攻撃は得意だけど防御が苦手な人、スピードは遅いけど安定感のある人、発想力が豊かな人、
着実に支える人。どんな個性も、パーティにとっては必要なスキルです。大切なのは「違いを認め合い、補い合う」こと。
これができるチームほど、困難なクエストを乗り越えられます。
そして、戦いを重ねるたびに仲間はレベルアップしていきます。最初は頼りなかったメンバーが、いつのまにか欠かせない存在になっていることも。
会社の仕事も同じです。日々の挑戦や経験が、それぞれの成長を生み、チーム全体の力を底上げしていきます。
チームとは“勇者とともに冒険する仲間たち”です。役割も得意分野も違うけれど、同じ目的に向かって力を合わせる。
その姿はまるで、ひとつの物語のようです。自分の会社が、そんなパーティであればいいなと思う今日この頃です。