フリーダム 2020夏 | 社長より

フリーダム
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  • 小澤孝一郎
 

社長

仕事とは何か。

皆さんはどのように考えるだろうか?
自己成長のため。家族のため。食べていくため。
多くの人に質問をすると多くがこのような答えが返ってくる。ただ、これは自分目線での仕事に対する考えであり、客観的に「仕事」を捉えた意味ではない。

では仕事とは何か。広辞苑を調べると、
「①する事。しなくてはならない事。特に、職業・業務を指す。②力が働いて物体が移動した時に、物体の移動した向きの力と移動した距離との積を、力が物体になした仕事という」とある。
①はあまりに曖昧な表現だが、②を見ると仕事とはつまり、「力を加えて起きる変化」のことを言うのである。

2019年の12月に確認された新型コロナウイルスは社会に多大なる影響をもたらし、感染リスクを回避するために発令された緊急事態宣言などによる自粛や移動制限は、経済にダメージを与えている。印刷業界も印刷需要の低迷など、大きな影響が出ており、弊社も例外ではない。このような状況の中、デジタル化やオンライン化が一気に進み、ビデオ会議や書類の電子化など仕事や生活に急激な変化が起きている。

私は、ことあるごとに「社会が急速に変化していく中で、これまでの普通は、これからの普通でなくなることを大前提として理解することが必要。新しいチャレンジをしよう。」と伝えてきた。
新型コロナウイルスは、この状況を圧倒的に加速させた。非常に厳しい環境を生み出す一方で、現状をぶち壊し、変化をする機会を与えてくれたとも言える。弊社でもミーティングのオンライン化、在宅ワークなどの取り組みをしている。

先日、高校の副校長の方から「この状況は逆にチャンス。教育の幅が確実に広がった。」と言う話を聞いた。そして印象的だったのが「成果が最も重要です」という言葉だった。
今まで私たちは仕組みに身をゆだねれば良かった。例えば、真面目に毎日学校に行っていれば良かった。会社であれば毎日遅刻せずに勤務時間を過ごしていれば良かった。しかし、在宅ワークやオンライン化が進む今後は、何を成し遂げたか、どれだけ役に立ったかだけが評価の基準になる。

今後、「働く」ということは、何時間会社にいたとかではなく、自分の力によってどれだけ変化を与えられるかが問われる。

この状況は、会社にとっても個人にとってもチャンスとなる。同じような毎日から解き放たれ、自らの努力が評価される刺激的な毎日が待っているのだ。会社にとっても企業の知名度で受注に至れなかった状況から、本当に良いものを提供できるかどうか、お客様の成果に貢献できるかどうかで受注できるようになる。

この度、経営理念を新しく作り変えた。
社会のニーズが変化する中で、弊社の役割を再定義する必要があると思ったからだ。
経営理念の策定にあたっては、社内から自主的に手を挙げてくれた4名のメンバーで作り上げた。経営理念はただのお題目ではいけない。具体的に実現する理念でなければ、ただミーティングで読み上げるだけの文章になってしまう。
会社に携わるメンバーが実体験から目指すべき姿について意見を交わして作った経営理念は、オズプリンティングのこれからの姿を体現していると確信している。

オズプリンティング VISION

私たちは印刷を礎とした技術によって
社会の未来を創っていく

一、誠実さを忘れず常に挑戦する
一、お客様の成果に貢献する
一、社員の物心両面の幸せを追求する

・私たちは
…誰がを明確にするために、私たち(オズプリンティング社員)を明確にした
・印刷を礎とした
…「印刷」から脱却する想い、一方で今まで積み上げてきた実績と創始の想いを込めて「礎とした」という表現を入れた
・技術によって
…私たちの商品は「デジタル技術」「デザイン技術」「加工技術」「印刷技術」「製本技術」を使ったものである
・社会の未来を創っていく
…何のためにこの会社は存在するのかを明確にした。
私たちは世界、日本、山梨の未来を自らの商品を通じて創っていくのである

社員一人ひとりがこの理念を信じ、自らの行動に落とし込めたとき、会社は「山梨で最も働きたい会社」に間違いなくなっている。

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